令和の音楽シーンで最も流行っている歌声の系統、それが中性的な歌声です。
僕もこの“歌声の中性寄せ”をしてからというものの、元々のゴミボイスからかなり女性ウケする歌声に変化させることができました。
僕の歌声(現在)
今回の内容は、中性的な歌声を手に入れる上でめちゃめちゃ重要になってきます。
ぜひ一緒にしっかりと学んでいきましょう。
“声の中性感”を演出する筋肉
結論、後ろ上の筋肉(喉を後ろ上方向に引っ張る筋肉)が使えるか?
これが最重要です。
【喉は4つの方向に動く】
※喉を横から見た図
【後ろ上方向の筋肉(中性声に必須)】
中性的な歌声に必須な声の明るさ。美しさ。艶感。
これらを演出してくれるのが、後ろ上の筋肉(口蓋咽頭筋、茎突咽頭筋)です。
中性声を操る令和の人気アーティストのほとんどが、この後ろ上の筋肉をメインに据えて使っています。
歌声の中で後ろ上を使えるようになるだけで、一気に歌声は垢抜けます。一緒にトレーニングしていきましょう。
【音源あり】実践トレーニング
後頭部、喉ちんこ方向に声を当てるイメージで、明るい声を出します。
ペラッペラの歌に使えないダサい声。ひとまずはこれでOKです。
地声を後ろ上方向(後頭部の方向)に出す
小声の地声「ヒ」で発声します。
裏声に聞こえるかもしれませんが、しっかりと小さい「地声」を出すように意識してみてください。
正直最初は難しいと思います。
僕も初めてこのトレーニングを始めた時は、
裏声にひっくり返るか、叫ぶかの二択しかありませんでした。何回やってもできなくてめちゃめちゃ辛かったです。
でもコツコツ練習を続けていったら少しずつ声が出るようになっていきました。もちろん教えている生徒さんもみんな同じです。
だから今できなくても安心してください。少しずづできるようになればOKです。
理屈:なぜ「ヒ」で発声するのか?
なぜ「ヒ」で発声するのか?というと、
「ヒ」が喉を後ろ上方向に誘導しやすい子音だからです。
「ヒ」は子音と母音に分解すると「ハ」+「イ」ですよね。
・「ハ」は喉を後ろ方向に誘導。
・「イ」は喉を上方向に誘導。
つまり、それらを組み合わせた「ヒ」は後ろ上方向に動く。そんな理屈です。
応用:歌に使える実践的な声へ
「後ろ上、後ろ上っていうけどさ。。
こんなペラペラした声じゃ歌えないんですけど。」
そんなふうに思った人、多いと思いますが安心してください。
ちゃんと後から声の深み(オス感)を足していくことができます。
そしてそのオス感を作り出してくれる喉の筋肉が、喉を胸を方向に引き下げる筋肉(胸骨甲状筋)です。
【前下(オス感を演出)】
最終的には喉を上と下に動かす筋肉を両方を使って適度な深みと明るさを両立させた美しい歌声を手に入れることができます。
【最終的には上と下、両方の筋肉を使う】
イメージとしては後ろ上をベースとして、少しだけ前下を意識(声を胸にも響かせる)イメージです。
参考音源:後ろ上(中性要素)+前下(オス感)
後ろ上と前下の配分は、お好みで調整していきます。
中性要素強めにいきたいなら、後ろ上を強めに意識して声を出せばいいし、オス感強めにいきたいなら、前下を強めに意識する。
ここは自分の好みや女性の反応を見ながら調整していきましょう。
まとめ
・中性的な声に必要なのは“後ろ上の筋肉”
・深みのある歌声にするには、後ろ上+前下の筋肉両方使う
中性的な歌声は、しっかりとその理屈を理解して正しいトレーニングをしていけば
必ず手に入れることができます。一緒に頑張っていきましょう。